2012年5月20日日曜日

ピラネージ展

今日が最終日の西洋美術館、ピラネージの「牢獄」展。同じく今日が最終日のユベール・ロベール展のチケットの半券で見られるので、なんとか見てきましたが、例によって出足の遅い性格が災いし、美術館に着いたのが閉館50分前。常設展の中だというけど、残り時間わずかとなればまずピラネージ展へ直行すべし、と思い、係員に聞くも、私の聞き方がまずく、右往左往するはめになってしまいました。まあ、聞き方もまずかったけど、係員も、ピラネージ展が目当ての客なんてはなからいないと思ってんのか、要領を得ない答えばかりでねえ。結局、常設展の順路どおり行くと、最後の方にあることが判明。何度も見ている常設展の展示はすべて素通りして一目散にピラネージ展へ行きました。
 うーん、やっぱり、という感じで、私以外に興味深そうに見ている人は1人だけ。たぶん、美術の学生。確かに素描や版画は自分でも少しは絵を描く人じゃないと興味がわかない、というのはわかるんですけどね。私も、描き方のテクニックとか見てますからね。で、「牢獄」の方は思ったより凄みもなく、うーん、こんなものか、という感じでした。
 残り時間で常設展を軽くまわってみましたが、しばらく来ていなかったので、これまでに見たこのない絵が何枚か入っていました。映画監督ジャン・ルノワールの奥さんの肖像画もありました。
 そんなわけで、初めて見た絵で気に入った2枚と、ロベールの西洋美術館所蔵の絵1枚のポストカードを購入。小さいのが80円。大きいのが150円。80円と150円で同じ絵がありますが、150円の方が色が見たときの印象に近いです。美術館へ行って、気に入った絵があっても、ポストカードの色が記憶と違うと買う気がしないのですよね。ルノワール夫人の絵はポストカードになっていなかった。下の写真は蛍光灯の下で、フラッシュなしで撮影しているので、色がだいぶ悪くなっています。本物はもっといい色です。左上は美術館の無料パンフレット。

 さて、明日の金環食。今日の昼間、薄曇りだったので、日食グラスで太陽を見てみました。影がうっすらと落ちている程度の曇りなら、太陽はしっかり見えますが、影が落ちない曇りになるとかなりきびしいです。夕方になったら雲が厚くなってきましたが、明日は金環食帯では大阪だけが曇り時々晴れで、あとはすべて曇りですね。うっすらと影が落ちる程度の薄曇りであってほしいです。
 熱心な人はたぶん、明日早朝の飛行機の東側の窓際の席を予約しているのでしょうね。羽田・大阪ならばっちりだろうなあ。