2021年10月5日火曜日

「砂の惑星」とか森田芳光とか

 キネ旬最新号の森田芳光特集のアンケートに参加してます。もう今はボランティアのアンケートしか来ないんだけど(仕事ではない)、コメントとかあっという間に書けてしまったので。(追記 今回はボランティアではなく仕事でした。失礼しました。)

巻頭特集は「DUNE デューン砂の惑星」


デイヴィッド・リンチの「砂の惑星」が大好きなので、その上、ドゥニ・ヴィルヌーヴは好みの監督ではないので、あまり期待はしてないけど、もちろん見ます。

期待してないので、おそらく、楽しめると思います。ヴィルヌーヴなら平均点以上は間違いないし。でも、私にはそんなにすごい監督には見えないんだが、ヴィルヌーヴさん。リンチの方がずっとすごいと思う、わたくし的には。

奇遇だな、と思ったのは、リンチの「砂の惑星」が公開されたとき、キネ旬に批評を書いているんですね。

だーれもほめないどころか、くそみそにけなされていたこの映画を私は絶賛。映画同様、くそみそにけなされていたカイル・マクラクランも私は絶賛。

その後、いいところもあるとか、実は好きなんだ、とか、言い出してる人がいますが、だーれもそんなこと1ミリも言ってなかった時代に私は大絶賛してたのだぞ。なんだよ、おまえら、いまさら、とか。いやいや、好きとか言ってくれるとうれしいです。

キネ旬では森田芳光の映画についても何度も批評を書かせてもらったのですが、中でも、やっぱりくそみそに言われていた「模倣犯」を絶賛、とは少し違うのだが、こういうすごいところのある映画なんだぞ、と、長い評論で書かせてもらえたのが一番の思い出。

キネ旬から出たミステリー映画のムック本に再録されましたが、そのムック本に、リンチの「マルホランド・ドライブ」の批評も再録してもらえました。

あの頃は勢いがあったね(遠い目)。