2012年8月9日木曜日

マウリッツハイス美術館展

公式サイト
http://www.asahi.com/mauritshuis2012/
「8月中は6時30分まで開室しています」
あ~れ~、知らなかった。チケットには5時半までと書いてあったので、急いで4時すぎに到着。5時半までに出なければ~と思いながらまわったのですが、5時半頃、外へ出たら、まだ人が入っていく…。5時頃からなんとなくすいてきたのに、残念。公式サイトをちゃんと確かめないといけないですね。これから行く人は平日の5時からがよいですよ(金曜は夜8時まで)。
混み具合は、木曜日の4時から5時くらいはやはり混んでますね。最前列で全部見ようと思うと亀の行進になります。適度に遠くから見たりなら大丈夫ですが。
「真珠の耳飾りの少女」だけは、最前列で見たい人は行列に並びます。そうでない人も、最前列の人の後ろくらいから見られますが、最前列の列に並ぶと絵の前で立ち止まれません。なので、じっくり見たい人は最前列じゃないところから見た方がよいです。私は両方から見ましたが、最前列じゃないところの方が立ち止まってゆっくり見れました。混む美術館はオペラグラスか双眼鏡を持っていくといいですね。
「真珠の耳飾りの少女」は最前列でも絵のすぐ前までは行けません。写真だと真珠のイヤリングが目立っていますが、実物は真珠は意外と目立ちません。「青いターバンの少女」の方が正しい名称だ。
東京都美術館は昔は階段が多くて大変でしたが、今はエスカレーターで上がっていきます(3階まである)。ただ、全部まわってから前に見たのをまた見たいと思っても逆走はできないような感じです。今回はまた見たいと思うほど気に入った作品はなかったからよかったけど。
美術展全体としては、「真珠の耳飾りの少女」メインで、あとはイマイチというか、レンブラントの肖像画がいくつかあったけど、風景画にしろ、静物画にしろ、少しずつそろえているだけで、マウリッツハイス美術館の一部をご紹介、という感じでしょうか。オランダ絵画をあまり見てない人はいいと思いますが、ほかの美術展でいろいろ見てると物足りないです。特に静物画はオランダの静物画ばかり集めた展覧会を前に見ていて、今回来た静物画に比べてずっと迫力があったので、ちょっとがっかり。「真珠の耳飾りの少女」も、私はそんなに好みじゃないしなあ。
東京都美術館は外から見るとおしゃれに見えたけど、敷地内に入るとおしゃれじゃないのもがっかり。レストランがいくつもあります。ショップも、展示会のショップと、美術館全体のショップがあって、グッズは多いです。でも、マウリッツハイスの方は絵葉書の種類が少なくてがっかりでした。値段も1枚150円と、高い。
バーン=ジョーンズ展の三菱の美術館の狭さにまいったので、東京都美術館の展示室の広さはよかったです。でも、やっぱり私はバーン=ジョーンズの方が好きだ。また行きたいな。あと10日間か。

ところで、この美術展の初日の前日、たまたま美術館のそばを通ったら、奏楽堂の前の通りに上の絵のファイルを持った黒いスーツの男性が数人立っていて、その先のあまり車の通らない通りに黒塗りのベンツとか外車がずらっと並んでいました。きっとお偉いさんが一足早く美術展を見るのだろうと思いつつ、そばを通ったのでした。