2016年5月11日水曜日

続報

さすがに苦情や批判が多かったようで、10日夜、やっとまともな取材のニュースが出ました。
https://www.buzzfeed.com/eimiyamamitsu/photos?utm_term=.ply57pAN7#.dawXLvdZL
Yahooニュースにも転載されていますが、コメントがしごくまっとうなものばかりです。
主催者側と会場側に取材していますが、会場側、世田谷ものづくり学校の話。

「事前に写真サンプルをチェックした。企画担当者は「パンツが写っている写真がありおかしいと思った」が、街と子供の写真という説明だったため、「変な連想を起こすような写真の展示は無理」と忠告する程度だったという。
写真を販売する説明は「なかった」という。「販売されている事実は、皆さんのメールや苦情でわかりました」」

世田谷ものづくり学校はサイトに謝罪文を出しました。その一部。
「IID 世田谷ものづくり学校を運営・管理する株式会社ものづくり学校では、今回の件を深く受け止め、多くの皆様に不快を与える内容の展示を許可したことに関して、深くお詫び申し上げます。
また、不快な思いをされた方々へ深くお詫び申し上げます。
尚、皆様からのご意見の中で、会期終了後も展示物が販売されているという情報を頂きましたが、現在は主催者に申し入れをおこない、販売は即刻中止させました。」(追記 この引用の後半が変更されていました。会期終了後は販売されていなかったと訂正されたのですが、では、中止させたというのはいったいなに?)

私は主催者側には警察の手が入ってほしいと思いますが、主催者側に対して意見を言うつもりはありません。変質者につける薬はないからです。
しかし、ものづくり学校とか、そのおおもとである世田谷区は、本来、こうした児童ポルノ写真展を防ぐ立場にあったのに、きちんと調査せずに、途中でやめさせることもせずに、最後までやらせてしまったことには大きな責任があると思っています。

主催者側に対する取材がそのあとに続いていますが、ブックレットがなくなったので、PDFをダウンロードさせたとか、それを拡散したとすれば、拡散した人の責任だとか(主催者は責任なしかよ)、写真を売ったのは運動会のあとで写真を売るようなものとか言ってますが、例のブログに書いてあった1枚3万5千円からという写真も売ったのにそれには触れず(記者は突っ込めよ)。

「スポットライト」で、性的虐待をした神父だけを追及してもだめ、それを隠ぺいしたカトリック教会の責任を問わなければ、と言っていたように、こういう児童ポルノ写真展を許可し、最後までやらせ、あとになって気がついたとか、「不快な思いをされた方々へお詫びします」とか、「スポットライト」のカトリック教会とどこが違うんだよ、という話。

とにかく、今回の件は警察も入ってほしいし、民事訴訟も起こしてほしいし、自治体も責任とるべき。それをしないでうやむやにしてはいけない。

追記 世田谷区は区長がリベラル派の有名な人で、それでリベラル派の人のツイッターではこの件が書かれていないのに不信感を抱いています。熊本の震災でも立派なことを言っている区長ですから、こういうときこそしっかりとした対処を願いたいです。