2013年7月10日水曜日

江ノ島1・岩屋洞窟復活20周年

例によって火曜日も朝からいい天気。ふと思いついて、20年ぶりに江ノ島へ行ってみよう、と決意。決意したのが正午くらいで、しかも東京駅で快速があるのに気づかず、しまった、と思ったときには快速は出て行く。というわけで、大船に着いたのは2時半。お昼食べてなかったのでドトールでミラノサンドを食べ、3時前のモノレールに。
モノレールの周辺は20年前とあまり変わっていないように思いましたが、モノレールがやたら揺れるので少し怖かった。あと、昔はもっと時間がかかったような気がしたけど、あっという間に着いてしまいました。
モノレールで江ノ島に行くと、もれなく江ノ電の踏切を通ります。

橋を渡って江ノ島へ行くときはいつも西浜の方を歩くのですが、途中に岩屋海岸へ行く船があります。20年前まで、私は毎年夏の終わりに江ノ島へ行っていました。一番の目的は岩屋海岸での磯遊びでしたが、途中を省略して船で行くのは反則のような気がして、これまで船には一度も乗らなかったのだけど、さすがに20年たって年もとり、「歩くと40分、船だと7分」の呼び声に負け、船に乗ることに。40分というのは表参道から行った場合で、私は裏参道を通っていたので、40分よりは早く着いていましたが、7分には負ける。つか、7分で400円は高い、と前は思っていたような気がする(世間のみなさんは楽なことにお金を払うのですね)。

出発。右手に桟橋が見えます。

私が行かなくなってからできた立派な展望台が見えます。

こちらは行かなくなる頃にできた入浴施設。船はかなり揺れるので、写真撮るのはけっこう大変。

展望台をズームで。

岩屋海岸に着きました。トンビが飛んでいる。

左にあるのが20年前に復活開業した岩屋洞窟への道です。実は、20年前に突如としてこれが出現、以前の岩浜の風景が変わってしまい、観光客もどっと増えたので、江ノ島へ行くのをやめたのでした。今年が岩屋洞窟復活20周年とはまったく知らずに来たのですが、何か、江ノ島の神が呼んだとか、そういうのがあったのだろうか。

東映映画のロゴのような波しぶきが撮りたくて、何度も写真を撮る。

立ち入り禁止区域だが、子供は平気で入っていく。まあ、この程度の柵ではねえ。

岩屋第1洞窟から第2洞窟への通路。20年前は洞窟は1つしかなく、ほとんど見るものもなかったのに、入場料500円だったので、詐欺だと思ったが、今は前よりは広くて500円。でも、見るものはあまりない(あとで入りました)。

広くなった洞窟を見てみたいけど、見ている間に岩場が海に沈んでしまったらどうしよう、と思っていましたが、あまりの暑さに涼をとろうと洞窟への階段を上がる。

中はひんやりとしています。

入ってすぐ、第1洞窟のところに池が。ここはフラッシュ使うとよく見えるかわりに雰囲気がなく、使わないと雰囲気あるかわりにぼけぼけと、むずかしい。これはフラッシュなしで雰囲気よく撮れました。

実は金魚がいる(フラッシュ使用)。

奥の江ノ島神社発祥の地。このほか石仏があちこちに置いてあります。

第2洞窟への通路の途中から。左の岩が人の横顔みたい。

第2洞窟はこの竜のフィギュアしかありません。この竜は20年前に復活開業したとき、やたらライトや煙を出していて、こんな子供だましで金とるのか!と怒ってしまったもの。今は手をたたくとライトが光るというおとなしいものに。

立ち入り禁止の場所の奥に鳥が。

この光っているところに上の鳥がいました。ズームにしないと鳥が写らない。

結局30分で外へ。中はひんやりとしていますが、ベンチが少ししかなく、カップルが占領しているので、居場所もないし、見るものも少ないので、これが限界。それでも人は少なくてよかった。

荒れているのではなく、波しぶきがあがるところを狙って何枚も撮って、ようやく少し撮れたのをアップしています。この日は海はおだやかでした。

20年目の江ノ島・岩屋海岸は、来てみて正解でした。確かに洞窟開業以前の風情はありませんが、夏休み以外の平日なら人も少なく、落ち着いて時がすごせます。
20年前には地域猫もなく、展望台は階段を歩いて登るシンプルなもので、植物園もシンプルな名前でしたが、今は猫の島とか、立派な展望台とか、カタカナ名前の植物園とか(昔入ったけど、どう変わったのかな)、スパ施設とか、なんか違ってしまったなあ、と思うけど、20年たっているので、そのくらいは変わるだろうというふうに受け入れることができます。
今回は船で直接岩屋に来て、そのあとは裏参道から帰ったので、展望台や植物園を近くで見ることはできませんでしたが、次は新しい展望台に登ってみたいです。