2020年9月29日火曜日

秋の風景&「マティアス&マキシム」

 すっかり秋らしくなってきた地元の公園。稲と彼岸花。


ここは赤ばかり。


偶然撮れたカマキリ。


場所は変わって、都内の某所。


紅白で咲く彼岸花。

ここは白が多い。

グザヴィエ・ドランの新作を見に。

この3本、どれも違う映画館で見た。

ドランは前作があまりにひどくて、途中で帰りたくなったくらいだったから、今回は見るかどうか迷った。評論家の評価も芳しくなさそうだし。
でも、前回はハリウッドのスターを何人も起用して失敗したが、今回はまたカナダのフランス語圏ケベック州に戻っての作品なので、一応、見ておくか、と。
ドランの作品としては物足りないが、前作に比べたら相当ましで、少なくともつまらなくはなかった。
ただ、ドランは群像劇には向かないのではないか。群像劇として面白いとはいいがたい。主役のマティアスとマキシムも、2人を対等の主役として描くより、どちらか片方、というか、ドラン自身が演じるマキシムを中心にした方がよかったような気がする。オーストラリアへの出発が近づいたマキシムがマティアスが7歳のときに描いた絵を発見したり、推薦状に関する真相を知ってマティアスの思いを知ったり、そして、最後にマキシムの視界にマティアスの姿が入るあたりのマキシム中心の展開が一番ドランらしくてよいのだ。