2021年3月5日金曜日

なつかしい表紙

 アマゾンでなんとなくいろいろサーチしていたら、なつかしい表紙の画像が。


アマゾンのページはこちら。

1987年の本なのでとっくに絶版ですが、キンドル版があるの?と思ってクリックしてみたら、画像の上の方にタイトルがある原書のキンドル版でした。試し読みもキンドル版の原書で、日本語版はありません。

作者のロバート・シルヴァーバーグは日本ではあまり人気のないSF作家だったので、ハヤカワ文庫や創元推理文庫で出ていたSF小説はすべて絶版。ノンフィクションが1冊だけ現役です。

上の本はヴァレンタインという人物を主人公としたシリーズ物の3作目で、原書ではこのあともシリーズは続いたのだけど、日本では売れずにこれで打ち止め。下巻は画像がありませんでしたが、下巻で解説を書かせてもらいました。

上下巻並べると表紙が1枚の絵になります。上巻の表紙の青年の顔が、当時はデイヴィッド・リンチの「砂の惑星」のカイル・マクラクランに似て見えたのですが、今見るとそうでもないか。

ドゥニ・ヴィルヌーヴの「砂の惑星」再映画化が待機中ですが、予告編を見ると、リンチの方が華やかだった感じが。評判の悪かったリンチ版だけれど、私は最初から支持していて、好きだったし、やはり評判悪かった主役のカイル・マクラクランもカリスマがあってすばらしいと思っていました(当時のキネ旬に短評を書いています)。

マクラクランは最近、トム・ハーディ主演の「カポネ」で見ましたが、普通のおじさんになっていたなあ。