2024年2月13日火曜日

矢切の渡し

 金町の図書館に本を返しに行かなければならないのだけれど、それだけではつまらないので、ついでにどこへ行くかを考えた。

案1 平日に柴又の寅さん記念館と山本亭を見る。

案2 土日祝日に矢切の渡し船に乗り、松戸側にある明治時代の古い水門を見る。(矢切の渡しは冬は土日祝日のみ。)

連休最終日の12日、突然思い立って、案2を実行することに。

その前に、近所の白鳥が来ていた公園、2週間以上前から毎日行っていたのだけど、2回しか会えず、最後は4日の日曜日。月曜は大雪でその日と翌日は行かなかったが、その後、一度も来ていないよう。そうこうするうちに白鳥がいたあたりに近い場所が工事に入ることになってしまう。

9日から始まるとのことだったけれど、9日はまだ始まっていなかった。


連休初日の10日、東屋の屋根が取り壊されていた。


11日は工事はなかった。魚を取るカワセミ。




12日、東屋が完全に姿を消した。オオタカがいた。



このあと、武蔵野線と常磐線を乗り継いで金町へ行く。本を返し、柴又方面へ。金町駅へ向かう京成電車。


金町浄水場に沿って歩いて行く。ちょうど浄水場のフェンスが終わるあたりで、柴又方面行の電車が通り過ぎる。このまままっすぐ行くと帝釈天参道だけど、今回は江戸川の土手に出たいので、浄水場の角を左に曲がってまっすぐ進む。





江戸川の土手に出ました。上流の方には松戸市の外環道や旧・松坂屋のビルが見える。下流の方は北総線の鉄橋がある。「男はつらいよ」のメインタイトルの江戸川とはだいぶ違ってしまった感じがする。



右へ曲がると寅さん記念館。


矢切の渡しへは下へ降りて少し上流へ行く。下流の方の鉄橋を北総線の電車が。矢切の渡しの桟橋のところで、写真撮影のために旗を広げている人がいたので、便乗して横から写真を。




こちら側の桟橋。対岸では船が出発するところ。昔は最短距離を往復するだけだったと思うが、今は上流の方を少しまわって来る。手漕ぎとモーターの併用。







船が着いて、乗船。小型犬は抱っこすれば乗れます。船からの眺めはあまり面白くない。船頭さんがジョークを言いながらゆっくりと船は進みます。途中、北総線の鉄橋を渡るスカイライナーが見えたり、カワウが川に飛び込んできたり。






対岸の桟橋の方がいろいろなものがある。こっちが矢切。看板はすべて手書き。










実はお客さんのほとんどは柴又側から乗って、矢切では降りずにそのまま引き返す(最初に往復料金を払う)。一部の人だけが矢切で降り、矢切側からは少数の人が乗って、また出発。

私は古い水門が見たかったので、松戸側の土手に上がる。このあたりは野菊の墓ゆかりの地だけど、観光地としてはまったく整備されておらず、交通の便も非常に悪い。なので、柴又から乗って矢切で降りずに引き返す人が多いのだ。対岸にはスカイツリー、こちら側の土手の下にトイレが。




古い水門を見るにはこのトイレのある下に降りて、さらに先へ行かなければならないので、面倒になり、このまま土手を上流の方へ歩くことにした(追記 実は私が行きたかった水門は、矢切の渡しからさらに下流だったことが判明)。松戸側は殺風景だけど、葛飾区側はいろいろなものがある。金町の清掃工場の煙突も見えてきた。



新葛飾橋のところまで来た。そこに向かう道路と、その先の常磐線の線路。ここは歩行者は渡れない。下をくぐるのだけど、道路を右の方へしばらく歩いたところにあった階段を降りて、道路と線路の下をくぐり、その道をさらに進んでいくと、バス停があった。反対側の松戸駅行きのバス停に並んでいる人がいたので、すぐにバスが来るかと思って並んだが、20分くらい待った(バスが遅れたのではなく、たまたま早くから並んでいた人たちだったようだ。バスは本数が非常に少ない)。その間に常磐線の電車の写真を撮る。




松戸駅に着いて、松屋で待望のシュクメルリ鍋を食べ、そのあと大きい書店を見ていたら、この絵本があった。同じ作者の別の絵本のポストカードと缶バッジ付きで、ビニ本になっていたが、見本があって、中を見たらすごく欲しくなった。でも、今は本は借りるの専門で買うことはめったにないので、買わずに書店を出て、近くのドトールでコーヒーを飲んでいたら、もう一度その絵本を見たくなり、また書店へ行って見たら、やっぱり欲しいと思ったので、買った。


この猫、去年の春に逝った地域猫にそっくりなのだ。