2018年6月10日日曜日

台風接近の日曜日の上野動物園

上野動物園はパンダ観覧が整理券から並んだ順になってからかなり混乱している模様です。
最初の2日、火曜と水曜はわりとすいていたようですが、木曜に突然、150分待ちなんて数字が出て、金曜は終日大混雑で並ぶのは3時半で締め切ったとか。
調べてみると、一部の客が逆走したりして、いつまでも中にとどまろうとしていたので、列を1列にしてどんどん押し出す方法に変えたのだけれど、1列なので時間が非常にかかるようになったとのこと。
以前は雨の日は夕方まで整理券が余っていたが、この方式にしてから天気があまり関係なくなっていたけど、台風接近の日曜日の午後、雨の中、偵察に出かけた。
午後3時到着。待ち時間50分。このあと最後まで50分でした。
4時半くらいだとシャンシャン起きているというので、締め切りの4時直前に並ぶことにして、それまで他の動物を見たり、シャンシャン誕生日特集の小冊子「みんなの上野動物園」をもらう。
小冊子は西園のレストランの中のラックにたくさん置いてあって、自由に持って行けます。案内所や出口では「みんなの上野動物園をください」と言わないとだめ。
というわけで、まず西園へ。橋の上から。梅雨らしい風景。

ハシビロコウ。まったく動かない。

3時半すぎに東園に戻り、アビシニアコロブスの赤ちゃんを動画で撮影したあと、4時5分前に行列に並ぶ。そのあと、4時ぎりぎりに多数の人があちこちから現れて列に並び、私の後ろもかなりの人になったのでびっくり。どうも同じ考えの人が多いようだ。
雨の中、並ぶので、100均のレインポンチョを上野駅を出たときから着ていたが、これが正解。並んでいる間も濡れない。リュックを前から肩にかけてポンチョを上からかぶせるので、リュックも濡れない。並ぶ場所はあちこちに水たまりができている。
歩きながら並ぶので、意外に飽きない。歩きスマホ多数。
パンダ舎入口に着いたのは4時50分。待ち時間55分であった。

パンダ舎の中は立ち止まることはできない。1列になって通過するだけ。写真撮影は無理なので、歩きながら動画撮影。動画から写真を切り取っています。
パンダは父リーリーと母シンシンが食事中。シャンシャンは竹で遊んでいる。
まずリーリー。

シンシンとシャンシャン(手前)。

シャンシャン。まだリンゴしか固形物は食べていないとのこと。

整理券のときは30秒ずつ4回立ち止まれるので写真撮影ができたけれど、今度は歩きながらなので動画は当然、揺れてるが、うまく写っているところを写真にできる。
整理券のときに比べるとスタッフが「立ち止まらないでください」と必死で叫んでいたり、パンダ舎以外でも感じの悪いことがあったりと、全体に余裕がなくなっている感じがした。園内も混んでいることだし、しばらくは行くのを遠慮しようかと思う。

12日はシャンシャン1歳の誕生日で、17日まで記念カード配布などのイベントがあるらしいけど、まあ、年間パスポートあるので、カードだけもらいに行ってもいいんだけど、そこまでするほどほしいカードかな、とは思います。小冊子はほしかったので、今日は小冊子が第一目的、パンダは見れたら見る、という気持ちで行きました。

以下、いろいろ思うことを追記。


パンダ観覧が整理券から並んだ順に変わった直後から、上野動物園に対していろいろ不満を感じるようになり、それで日曜に実際に並んだ順を体験して、やっぱり整理券がよかったなあ、とつくづく思っている。
当初は1日に何度も見れるということで、こっちの方がいいと思っていたのだけど、それは、並んだ順にしても混乱しないだけの対策が整っていると思ったからだ。
でも、実際は、お客さんの動きや心理をまったく把握していなくて、どちらかというと机上の空論で決めてしまった方法のような気がした。そのため、方法が日ごとにころころ変わるという感じで今に至っているようだ。
なぜ整理券をやめたのか?
見られる人の数を増やす、というのが報道であったけれど、増やしても大丈夫な方法ではなかったのは確かで、実際、どれだけ増やせたのかもわからないし、増えた分にはリピーターが含まれるから、実際にどの程度、以前より多くの人が見られたのかわからない、というか、動物園ではそういう数字は発表しているのだろうか。
並んだ順になったらスタッフの数が激減したという話もあるし、整理券印刷代もかからないから、案外予算の関係?と思ったりもする。
これから暑くなるのに整理券をやめるというのがどうにも理解できない。開園前に2時間並ぶのと、開園後に2時間並ぶのでは、炎天下ではどちらがマシか、誰でもわかるだろう。
それでも、整理券をやめてよかったという声がパンダ愛好家のツイッターにあったりするので、パンダに詳しい人にならわかる理由があるのかもしれない。整理券をやめたおかげでリーリーの負担が減ったというツイートもあった。

是枝監督が「政権批判するなら文化庁の助成金で映画を作るな」と暴言を吐かれているが、その手で行くと、「上野動物園に文句があるなら動物を見に来るな」と言われそうな雰囲気をなんとなく感じる。いや、すべての面でそういう論理が幅をきかしているのが今の日本のような感じがある。今あるものをそのまま受け入れるか、いやなら関わらないか、みたいな。

と、ぐだぐだ愚痴みたいなことを書いてしまったけれど、整理券方式に感謝するツイートを読んで、ああ、そうだ、あのすばらしいシステムを考え、実行した人々に感謝しなければ、と思った。
15人から20人程度のグループに分け、入るときにスタッフがフラッシュを焚かないことなどの注意をし、中に入れるというシステムだった。みんなが喜んでシャンシャンを撮影しているとき、スタッフが「お母さんも撮ってあげてください」と言っていたこと。入るときの説明で、「今日はシャンシャンがよく動いていて」とうれしそうに言ったスタッフや、シンシンもシャンシャンも寝ていて動かないときは「獣ですから人間の思うようにはならないので」と客を慰めたスタッフがいたこと。わりと年配の人が多かったのだが、あのスタッフのあたたかさみたいなのもなつかしく感じた。文句ばかり思ってしまうけど、感謝しなければならないことも多いのだ。