2020年3月9日月曜日

「地獄の黙示録」ファイナル・カットIMAX

テラスモール松戸まで往復歩いて「地獄の黙示録」ファイナル・カットIMAXレーザーを見てまいりました。
着いて驚いたのは、モールがショップが午後7時まで、フードコートが午後8時までになっていたこと。映画が終わった8時10分にはモールの中は空っぽに。シネコンは11時すぎまでやっているよう。
久々のUC松戸。
この映画、世界中で公開延期になってしまったのだけど、看板は簡単には変えられないのでしょう。

こちらも日本公開が予定より延期に。

「地獄の黙示録」ファイナル・カットを上映するIMAXレーザーのスクリーン。

ガラガラなのはわかっていたけれど、ガラガラでも少数の客が真ん中あたりに集まると思い、いつもは列の中央に座るのに、今回は通路ぎわの端の方に座りました。IMAXは後方に座るのだけど、それでも映像を見るのに斜めに座る格好になり、いつもと違う姿勢に。その上、音響が片側から大きく聞こえるので左右のバランスが悪く、もう少し真ん中寄りにした方がよかったと後悔。
終了予定が1週間のびたので、13日からの「翔んで埼玉」とハシゴしてもう一度見てもよいのだが。

「地獄の黙示録」は日本公開の1980年に、一番最初に上映されたエンドクレジットのないバージョンをロードショーで見ている。その後、エンドクレジットのついたバージョンが公開されたが、こちらは映画館では見ておらず、のちに「地獄の黙示録完全ガイド」を翻訳するときにビデオを借りて見た。
そして、2002年に公開された特別完全版は東京フォーラムでの試写会で見たが、あそこは映画館でないので映像音響ともにイマイチだった。なので、今回、ファイナル・カットを映像音響ともによいIMAXレーザーで見られてとてもよかった。
映画は初公開版が153分、特別完全版が202分、そしてファイナル・カットが182分で、特別完全版はたしかに長すぎる感じはあったが、初公開版でやむなく省いたところを全部入れていて、初公開版を補うという意味で価値があったし、見応えもあった。特にフレンチ・プランテーションのシーンがよかった。
今度のファイナル・カットは、初公開版と特別完全版の中間くらいな感じだろうか。初公開版より29分長く、特別完全版より20分短い。個人的には初公開版が一番よいと思っていて、それを補足する特別完全版にも意義は感じるのだが、今回はその中間みたいで、どっちつかずな感じがする。フレンチ・プランテーションのシーンは重要だが、それを入れるなら特別完全版で十分だったのでは?
特別完全版はDVDを持っているので、これを見てからもう一度ファイナル・カットを見てもいいかもしれない。
コッポラとしてはIMAXでやりたかったというのがあるのだろうけれど、他の2バージョンに比べて中途半端な印象はぬぐえない。
それにしても、CGのない時代にはあんな自然破壊をバンバンやっていたのだなあ。