2021年12月17日金曜日

買った本、借りている本

 15日発売の「お水ちゃん」写真集、16日の昼間に上野駅内の書店で購入。


アマゾンではすぐに品切れになっていたし、無名の一般人の飼う雑種猫の写真集、いくらツイッターのフォロワーが20万人でも発行部数は少なめではないか、と思っていた。
上野駅内の書店へ行ってみると、2冊しかなかった。しかもビニ本になっている。中を見ないで買うのは避けたいのだが、2冊しかないということは、今ここで買わないと夜には売り切れていて、他の書店でも買えないかもしれない、と思ったので、買った。
もっと大判の写真集かと思ったら、こぶりなサイズ。写真は、一眼レフでばっちり撮りました、ていうような感じの写真はごく一部で、ほとんどは普通の人が普通のカメラで撮ったみたいな感じ。ぼけた写真もけっこうある。でも、お水ちゃんの表情がとにかくよいし、こういう自然体な写真が逆に魅力的だ。
文字が非常に少なく、飼い主のコメントとかまったくないのもいさぎよい。

借りている本。
「ナイトメア・アリー」はすでに読み終えた。
最後の1行がすごい。
それまでは典型的なピカレスクで、主人公がさまざまな出来事に遭遇していくのをあまり因果関係なく描いていく。が、最後の1行で、ものすごい因果関係が。
ノワールと言われているけれど、作者は文学として書いているのだろう。ジョイスの「ユリシーズ」ふうの表現があったり。エリオットの「荒地」は関係なさそうだった。
非常に面白かったけれど、このまま映画にはできないタイプなので、どうなるのだろう。
「ザ・パワー・オブ・ザ・ドッグ」はちょうど真ん中あたりまで読んだ。これも面白い。こちらは映画とあまり変わらない感じなので、映画化しやすいタイプなのだろう。